幼い頃の自分を振り返ると、理由はさまざまですが自分の家に対してあまり居心地がいいと感じていませんでした。
そんなことから、「家」そして、「居心地のいい空間」というものに憧れを抱いていたと思います。
そして、大人になり自分の家を建てることになったわけですが、それまでは何となく北欧が好きというイメージでしたが、インテリア・ファブリック・家具・・・など、自分の家をどんな雰囲気にするか真剣に考えるようなったとき、ますます北欧に興味がわき、惹かれていきました。
何より、長い冬を快適に過ごすため、部屋のインテリアを工夫したり、楽しむという北欧の考え方。
とても魅力を感じました。
幼い頃は違和感を感じていた家ですが、今は、自分次第で、家の中をどんな風にも変えていける!もちろん、その環境にも感謝だと思いますが、大好きなインテリア、家具、ファブリック・・・ そんな自分の「好き」に囲まれた生活、「家族にとって居心地のいい空間」を作っていきたいなぁと思うようになりました。
うまく言えませんが、心の奥底の方で眠っている私の気持ち・・・北欧の方の家を大事にしたり、インテリアで素敵な空間を作ったり、そこには、家庭の「ぬくもり」や「あたたかさ」を感じます。
さらに、古いものこそ価値があって、大事にするという考え方、そんなところに惹かれています。もちろん、単純に、北欧インテリアの雰囲気が好きという理由もありますが。
そして、私の作品に結び付くファブリック。
北欧で代表的なものといえば、マリメッコがありますね。
見ているだけで引き込まれてしまいそうな他にはないデザイン。
初めて目にしたときの衝撃や、心に響く感情は今でも忘れません。
マリメッコ生地との出会いで、私のハンドメイドの世界が大きく広がったと言っても過言ではありません。
その魅力は、一言では表現できませんが、他にはない色彩豊かなものや、眺めているだけで不思議と心が温かくなるようなデザイン。
また、マリメッコ生地で最も代表的なものといえば、「UNIKKO ウニッコ」だと思いますが、これは、「ケシの花」をイメージしてデザインされているそうですね。
このように、デザイナーがどんな思いで作られたのか?など連想するのも、楽しみの一つです。
だから、生地は何時間でも眺めていられますね。
ハンドメイドという視点からは、他にはない個性的なデザインや、レトロな雰囲気の生地から、世界に一つの作品を作ることができる。
これが魅力だと思います。
そして、生地を見てイメージするよりも、実際形になると想像を超えて、素敵に可愛くなることも魅力です。
同じ柄で、同じものを作っても、柄の出方で全く違う雰囲気になったりします。
大柄な生地については、なかなかハサミを入れる勇気がありませんが、大柄な生地 ⇒ 小物を作る これも、魅力の一つだと思っています。
色彩豊かでデザイン性の高い北欧生地。
大柄なもので小物を作ってしまうと、元々どんな柄だったのかわからなくなったりしますが・・・それもまた魅力で、素敵に仕上がるのは、北欧生地だからこそですよね。
これからも、北欧に対する憧れは薄れるどころか、更に増していくと思いますが、そんな気持ちを大事にしながら、ハンドメイドも楽しく、そして丁寧な作品作りをしていきたいなぁと思っています。
※ 私のプロフィール(経歴)と、北欧が好きな理由については、ブログでも詳しく書いています。
⇒ 「2021.2月 Instagramストーリーハイライト